右肩甲骨の痛みの原因を確認するため、整体で肩と腕の可動域をチェックしている様子

右肩甲骨の痛みは、肩こりや姿勢の乱れなどが原因となっていることも多く、整体院でもよく相談される症状の一つです。
本記事では、右肩甲骨の痛みの原因を一つひとつ詳しく解説します。

「右の肩甲骨の奥がズキッと痛む」
「なんとなく右の背中が重だるい」

このような症状を、そのまま放置してはいませんか?

一時的な筋肉疲労だろうと軽く考えてしまいがちですが、場合によっては内臓疾患などの思わぬ原因が隠れていることもあります。

症状から探る原因の見分け方、効果的な対処法や自宅で簡単にできるセルフケア方法などをわかりやすくご紹介します。さらに、気になっていてもなかなか詳しく知る機会の少ない整体院でのアプローチ方法についても解説します。

「ただの肩こり」と思わずに、正しい知識を身につけて、早めの対処につなげましょう。
ぜひ最後までご覧ください。

右肩甲骨の痛みの3つの原因

右肩甲骨の痛みに心当たりはありませんか?

「ただの肩こり」「そのうち治るだろう」と軽く考えてしまいがちですが、右肩甲骨の痛みの原因には内臓の不調が関係しているケースもあり、症状によっては注意が必要です。

ご自身の症状と照らし合わせながら、原因と対処法を確認していきましょう。

姿勢の崩れや筋肉の緊張

右の肩甲骨の痛みで最も多い原因は、姿勢不良や筋肉の緊張によるものです。

とくにデスクワークや子育てで前かがみ姿勢が続く方は、知らないうちに右側へ負担をかけていることが少なくありません。

【このタイプの特徴】

思い当たる場合は、筋肉の疲労や血行不良が関係している可能性が高いと考えられます。

  • 肩を動かすと少し楽になる
  • 入浴後に軽くなる
  • マッサージや指圧が心地よいと感じる

◎特に注意したい方

以下に当てはまる方は、日常生活の中で無意識に肩甲骨へ負担をかけている可能性があります。

  • デスクワークをしている
  • 猫背になりやすい
  • 慢性的な首・肩こりがある
  • 呼吸が浅いと感じる

長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用、子どもの抱っこ、炊事などで前かがみ姿勢が続くと、肩甲骨の痛みを感じやすくなります。

◎なぜ、右側だけが痛むのか?

これは、利き腕に動作が偏ることが影響していると考えられます。

・右手でカバンを持つことが多い

・スマホをいつも右手で操作している

・マウスを右手で長時間使っている

こうした習慣が続くと右側の筋肉ばかりが酷使され、右側の肩甲骨まわりに引っ張られるような痛みが出てしまうのです。

神経の圧迫や関節の問題

右肩甲骨に突然、「寝違えたような痛み」を感じたことはありませんか?

このような右の肩甲骨の痛みは、筋肉だけでなく、神経や関節にトラブルが生じている可能性があります。

動かした瞬間にズキンと鋭い痛みが走るのが特徴です。

【このタイプの特徴】

筋肉由来の痛みと違い、「動かすと楽になる」というよりも、特定の動作で悪化しやすい傾向があります。

  • 腕や指にしびれがある
  • 首や肩を動かすと痛みが強くなる
  • 電気が走るような鋭い痛みがある
  • 安静にしていてもズキズキする

これらに当てはまる場合は、神経が関与している可能性を考える必要があります。

【考えられる原因①:就寝中の負担】

就寝中に首や肩周辺へ偏った負担がかかることで、起床時に痛みが現れることがあります。

  • 無理な姿勢で長時間寝ていた
  • 枕やマットレスが体に合っていない
  • 寝返りが少ない

いわゆる「寝違え」に近い状態で、首まわりの神経が一時的に刺激され、肩甲骨の痛み(右側)として感じられることがあります。

【考えられる原因②:加齢による変化】

首や背骨のゆがみ、加齢に伴う変化によって神経が圧迫されると、肩甲骨周囲に痛みが出ることがあります。

代表的な疾患が「頚椎症」です。

これは首の骨(頚椎)が変形し、神経が刺激されることで、肩甲骨まわりだけでなく、腕や指にまで痛みやしびれが広がる病気です。

30代後半以降から徐々に増えやすいといわれています。

また、肩甲骨と肋骨の間でクッションのような役割をしている「肩甲胸郭関節」の動きが悪くなると、肩甲骨が滑らかに動かなくなり、引っかかるような違和感や痛みを生じることもあります。

このような神経や関節が関係する痛みは、放置すると慢性化することもあります。

しびれを伴う場合、痛みが悪化していくような場合は、早めに整形外科など専門医へ相談することをおすすめします。

内臓の病気からの関連痛

右肩甲骨の痛みの中でも特に注意したいのは、内臓疾患が関係しているケースです。

いわゆる「関連痛」と呼ばれるもので、実際の原因は内臓にあるにもかかわらず、背中や肩甲骨周囲に痛みとして現れることがあります。

 

内臓のイラスト

【右肩甲骨の痛みと関連する主な疾患】

次のような病気では、肩甲骨の痛みが症状のひとつとして現れることがあります。

  • 胆石症
  • 胆のう炎
  • 肝炎

これらはどれも右上腹部にある臓器の病気で、神経のつながりによって右肩甲骨周辺に痛みを感じることがあります。

例えば、胆道(たんどう)に石(結石)ができる胆石症では、多くの方が右の肋骨の下やみぞおち、右肩甲骨の下に「胆道痛」と呼ばれる痛みが生じるのが特徴です。

他にも、

  • 心筋梗塞
  • 狭心症

といった血管・心臓の病気でも、背中や肩に鈍い痛みや圧迫感を覚えることがあります。

次のような症状を伴う場合は上記の病気の可能性もゼロではないため、早めの受診を検討しましょう。

  • 右上腹部の痛みや違和感がある
  • 発熱や吐き気を伴う
  • 食後に悪化する
  • じっとしていても痛む
  • 深呼吸と連動して痛みが増す
  • 強い倦怠感や冷や汗がある

右の肩甲骨が痛む際は、体全体の状態も合わせて振り返ってみることが大切です。

 

右肩甲骨痛みの症状と特徴

ここからは痛みのタイプ別に症状と特徴を詳しく解説します。

まずは自身の痛みの出方を把握することが、改善への第一歩です。

・いつ痛むのか(動作時/安静時)

・どんな痛みか(ズキッ・重だるい・しびれ)

・どこまで広がるか

このように痛みのタイプを分析し、適切な対処方法を選択しましょう。

右肩の痛みを押さえる男性

動かすと痛むタイプの痛み

「動かすとズキッとするが、安静にしていれば痛くない」

この場合は、筋肉や関節の可動域に関連した痛みの可能性が高く、いわゆる筋肉疲労や筋肉痛が原因であることが多いです。

【可能性のある原因】

  • 肩や腕の筋肉疲労
  • 肩甲骨周囲の筋肉の硬さ・こわばり
  • 家事・スポーツ・長時間の作業などによる過使用

硬くなった筋肉を無理に動かすと、かえって痛みが悪化する場合があります。

ストレッチや温めなど、やさしいケアがおすすめです。

 

安静にしていても痛むタイプ

安静にしていても痛みがある場合は、血流や筋肉の硬直が影響している可能性があります。

【可能性のある原因】

  • 冷えや運動不足による血流低下
  • 肩甲骨周囲の筋肉の硬直・圧迫

このタイプは、血流改善を促す運動やストレッチを行う、肩甲骨中心に体を温める工夫を取り入れることで、痛みの緩和が期待できます。

ただし、息を吸うと痛い・胸が締め付けられる感じがあるなど他の症状も伴う場合は、内臓疾患の可能性もあるため医療機関への相談をおすすめします。

広がるような痛みやしびれ

肩甲骨の痛みが腕や首、背中などに広がる場合は、神経の圧迫が関係している可能性があります。

首の骨(頚椎)の間で神経が圧迫されると、肩甲骨から腕、手の一部にかけて痛みやしびれが現れることがあります。

また、こうしたしびれや痛みは、近年発症者が増加している水痘帯状疱疹ウイルスの再活性化によって起こる「帯状疱疹」の代表的な初期症状でもあります。

はじめのうちは片側の肩や腕、背中などにズキズキ・ピリピリとした痛みを生じるのが特徴ですが、それをただの腰痛や肩こりと勘違いしてしまう方も少なくありません。

その後、痛みが出ている部位に赤みや水ぶくれが帯状に現れることで、ようやく帯状疱疹だと気づくケースが多いです。

治療が遅れると、「帯状疱疹後神経痛」と呼ばれる痛みが長期間続くこともあるため、注意が必要です。

【可能性のある原因】

  • 首(頚椎)の神経圧迫
  • 神経の通り道に沿った障害
  • 帯状疱疹

しびれを伴う強い痛みや、片側だけに広がる痛みがある場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。

また、症状の範囲や発生タイミングを観察しておくと、診察時に医師が状況を把握しやすくなります。

右肩甲骨の痛みから考えられる疾患

肩甲骨の痛みのタイプを把握できたら、次は右肩甲骨の痛みから考えられる疾患を確認してみましょう。

①肩こり

右肩甲骨の痛みで最も多い原因のひとつが肩こりです。

デスクワークによる長時間の同じ姿勢や、子育て・家事などで前かがみの動作が続くと、肩や背中に負担がかかります。

特に利き腕である右肩は、日常生活でも酷使されやすく、痛みが出やすい部位です。

肩を動かしたり、トントンと軽く叩いたりマッサージすると痛みが和らぐ場合は、筋肉疲労が主な原因であることが多く、休養や痛み止めで症状が落ち着くこともあります。

ただし、症状が強い場合は頭痛や吐き気を伴うこともあるため、早めの対処が大切です。

日常的に軽いストレッチや入浴、肩まわりのほぐし運動を取り入れて、肩こりを重症化させないよう心がけましょう。

②五十肩(肩関節周囲炎)

肩を特に強く使ったわけではないのに、肩に急な痛みが走り、腕を上げにくくなる場合は五十肩(肩関節周囲炎)の可能性があります。

加齢に伴い、肩関節周囲の骨・軟骨・腱・靱帯が変性して炎症を起こすことが原因です。

日常生活では、家事や抱っこ、洗濯などの動作で痛みを感じやすく、夜間痛が起こることもあります。

無理に動かさず、リハビリやストレッチで徐々に可動域を広げることが改善につながります。

③肩鎖関節脱臼・肩腱板断裂

肩を強く打った場合に起こる肩鎖関節脱臼や、加齢・肩の使いすぎで起こる肩腱板断裂も右肩甲骨痛の原因になりえます。

鎖骨と肩甲骨をつなぐ靭帯や腱が損傷すると、肩の動きが制限され、痛みや腫れ、夜間痛が生じます。

放置すると慢性的な痛みに発展する可能性もあるため、日常生活でも腕を上げると痛む、物を持ち上げにくいといった症状がある場合は早めの診察・リハビリが推奨されます。

④石灰性腱炎(石灰沈着性腱板炎)

特に40~50代の女性に多く見られる疾患で、肩腱板に石灰(リン酸カルシウム結晶)が沈着することで炎症が起こります。

肩にズキッとした痛みが生じるため、睡眠を妨げたり、肩が慢性的に動かしにくくなったりと生活の質(QOL)にも大きく影響します。

石灰の状態は経過とともに変化するのが特徴で、徐々に硬く膨らみ、痛みが増す傾向があります。

そのため、早めの診断と適切な治療が大切です。

 

肩甲骨の痛みに、自宅でできる効果的なセルフケア

船橋 整体|施術前の肩回しで可動域を確認する女性と清潔な院内の様子(DRT整体のやさしい肩こりケアのイメージ)

ここでは、自宅で簡単に取り入れられるセルフケアをご紹介します。

肩甲骨の痛みは、生活習慣や姿勢、ストレスなど、様々な要因が関係しています。

日々のちょっとした意識や工夫で、肩甲骨まわりのこわばりや痛みの緩和が期待できます。

どれも簡単にできる方法なので、ぜひ参考にしてみてください。

姿勢の改善

肩や肩甲骨まわりの筋肉は、悪い姿勢や長時間同じ姿勢を続けることで大きな負担を受けます。

特にデスクワークやスマホ操作などで前かがみ姿勢が続くと、首や肩の筋肉が緊張しやすくなります。

また、体の左右バランスが崩れる使い方をしていると、片側の肩や筋肉に過剰な負担がかかり、硬くなってしまうこともあります。

日常生活でできる工夫としては、背筋を伸ばし正しい姿勢を意識する、長時間同じ姿勢にならないようこまめに体を動かす、椅子やクッションで姿勢をサポートする、といった方法があります。

また、片方の肩だけに負荷がかかるショルダーバッグではなく、両肩で背負えるリュックに替えるなどの習慣も、肩甲骨の負担軽減につながります。

右肩甲骨のストレッチ

右肩甲骨の痛みが「動かすと楽になるタイプ」の場合、日常のちょっとした時間を使ってストレッチや体操を取り入れることも痛みの予防・改善に役立ちます。

【日常で取り入れやすいストレッチ例】

  • 肩回し運動:肩を前後にゆっくり回す
  • 肩甲骨寄せストレッチ:背筋を伸ばして肩甲骨を寄せ、ゆっくり戻す
  • 腕上げストレッチ:腕を上げて肩甲骨まわりを伸ばす
  • 胸開きストレッチ:胸を張り、肩甲骨周囲の筋肉を意識して伸ばす

ストレッチを行う際は、深呼吸をしながらゆっくり伸ばすのがコツです。

また、痛みのない範囲で無理せず行いましょう。

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具体的な方法は、「肩甲骨ストレッチの効果とやり方」で詳しく解説しています。

冷却・温熱療法

肩甲骨の痛みを緩和するには、症状に応じて冷却と温熱を使い分けることが大切です。

一般的には次のように考えられています。

  • 筋肉疲労によるズキズキした痛み

⇒冷却療法がおすすめです。冷やして炎症を抑えることで、痛みを和らげる効果が期待できます。

  • 血行不良によるこわばりを伴う痛み

⇒温熱療法がおすすめです。長時間同じ姿勢でこわばっている痛みには、入浴や蒸しタオルなどで肩甲骨まわりを温めて、血流を促す方法が有効です。

いずれの方法も、心地よいと感じる温度で行うことがポイントです。

生活習慣の見直し

肩甲骨の痛みには、睡眠・食事・ストレスなど日常の習慣も大きく影響します。

疲労がたまると筋肉の回復が追いつかず、痛みを感じやすくなります。

また、冷えや緊張、ストレスによって肩に力が入った状態では、筋肉のこわばりや血行不良を引き起こし、痛みにつながることもあります。

「呼吸が浅い」「肩に力が入る」などのサインに気づいたら、生活習慣を見直すチャンスです。

意識的に深呼吸をしたり、リラックスできる時間を作ったりすることが大切です。

すぐに取り入れやすい習慣の例としては、次のようなものがあります。

  • 1時間ごとに、大きく肩を回す運動をする
  • シャワーだけでなく、湯船に浸かって体を温める
  • 歩く時間を増やす ※正しいウォーキング姿勢がポイント

これらの小さな工夫を積み重ねることで、肩甲骨まわりのこわばりや痛みの予防・緩和につながります。

整体院でできる右肩甲骨の痛みへのアプローチ

船橋の整体院でやさしい刺激の施術を受ける様子

整体院では、痛みのある右肩甲骨だけでなく、全身の状態を総合的に評価し、筋肉・関節・姿勢のバランスを整える施術が受けられます。

今ある痛みの改善だけでなく、再発予防や体質改善までを見据えた健康的な身体づくりを目指せるのも、整体院ならではの魅力です。

施術内容は院によって異なりますが、一般的には硬くなった筋肉を手技でほぐし、肩甲骨の可動域を広げるストレッチや運動療法を行います。

また、丁寧なヒアリングを行い、一人ひとりの悩みに合わせて生活習慣の改善アドバイスや、自宅でできるストレッチの指導も受けられます。

単にマッサージで一時的に痛みをごまかすのではなく、根本的な改善を目指したい方には、整体院での施術は一つの選択肢といえるでしょう。

整体院というと、「痛む箇所を強く押す施術をするのでは?」というイメージを持たれることもありますが、痛みの少ない施術を行っている院も多くあります。

まずはホームページのお客様の声や口コミを確認し、どのような施術を得意としているかをチェックして、自分に合った院を選ぶことから始めてみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

右肩甲骨の痛みは、姿勢の崩れや筋肉の緊張、神経の圧迫や関節の問題、内臓の病気からくる関連痛など、様々な原因が考えられます。

肩甲骨の痛みはセルフケアや市販薬で緩和できる場合もありますが、まずは、動かすと楽になるのか、それとも動かせないほど痛いのか、しびれを伴うのかなど、症状の特徴を確認することが重要です。

慢性的な症状や再発を繰り返している場合、他にも気になる症状が現れているような場合は、早めに専門家の診断を受けるようにしましょう。

また、痛みに一時的に対処するのではなく、根本からの改善を目指すことが大切です。

一人で悩まず、整体院の利用もぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

痛みのない快適な毎日を取り戻すために、今できる一歩から始めてみましょう。

 

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